豆知識


知ってた?定規とものさしの違いとは?

 文房具の中で筆箱の中に必ず揃えるもののひとつに「定規」がありますね。ところで「定規」という呼び方の他に「ものさし」という呼び方もあると思いますが、これって一体何が違うのでしょうか?

 「定規」は線を引くための道具で、目盛りがなくても「定規」といいます。また、直線だけでなく曲線を引くための「雲形定規」なども存在しています。
 一方、「ものさし」は物の長さを測る道具です。長さを測るために、必ず端から目盛りが付いていて、まっすぐな板状のものが主流となっています。


おもしろ世界の数の単位

 18世紀末フランスで制定された単位制度メートル法。十進法に基づき長さをm(メートル)、

質量をkg(キログラム)という単位で表します。

 メートル法が生まれる以前、世界共通の単位制度はありませんでした。そのため各国それぞれの単位を使っていて、個性的なものも多く存在しました。腕の長さや歩幅を基準とした単位、道具の長さを基準にした単位……世界の面白い単位をご紹介します。

・キュービット
古代エジプトの王が定めた単位です。1キュービットは王様の曲げた肘の角から、中指の先端までの長さをさします。時代ごとの権力者の「曲げた肘の角から中指の先端までの長さ」が基準となるキュービット。今では使われていません。

・1フート(または1フィート)
昔のヨーロッパで使われていた単位。
大人の足の、つま先からかかとまでの長さを「1フート」としていました。

・尺
古代の中国で使われていた単位。
親指と人差し指を広げた長さと、指を10本そろえた幅が同じことから、これを「1尺」としました。

・リーグ
欧米の1部の国で使われています。1リーグ=「人や馬が1時間に進む距離」で約3.8km~約7.4kmとのこと。個体差のあるなんともアバウトな基準ですね。

 

・ハロン
ハロンは201.168m。過去にはイギリス・アイルランド・アメリカ・カナダなどで使われていた、距離を表す単位です。現在は競馬の距離を表すとき以外は使われていません。馬を使って鋤で畑を耕して、作られた畝の長さを基準とした単位です。この畝を作る際は効率よく、馬に無理をさせないで耕すことが条件にありました。